他人の気持ちを察しすぎるデメリットとは?

他人の気持ちを察しすぎるデメリットとは?

他人の気持ちを察しすぎるデメリットとは、
慢性疲労を起こすことと、
自信をなくしていくことです。

 

なぜならば、
他人の気持ちはいくら察しても、
計り知れないからです。

 

他人の反応に過敏になってしまい、
その都度、
振り回される結果となり自信をなくすのです。

  
  

私の友人Cのお話です。
 

Cは自信がなくて、
いつも
他人に気遣ういい人です。
  
 

でも
人が話しているのを見ると、
自分の悪口を言っているような気がします。

カフェで店員が不機嫌な対応をしたら、
自分が悪いと思って謝ってしまいます。
 
 

毎日、疲れていて、
寝るときにはいつも、

あのときこうすれば良かった・・
あれはこう言うべきだった・・

1人反省会が始まって眠れません。

 

夢の中では
ごちゃごちゃと大勢の人が登場して、
朝なのに、
いつも疲れ果てて目が覚めるのでした。
 
 

そんな
Cは1人旅が好きでした。

ときどき
静かな場所に行きのんびりします。
 
 

あるとき
海辺でのんびりしながら、
海を眺めていると
1人の女性が歩いてきました。
 

地元の人で、
犬の散歩をしています。
 

6匹の大小、
さまざまな犬を連れています。
 

犬が好きなCは
思わずニコリと挨拶しました。

一番先に挨拶に来たのは、
中型の焦げ茶の犬。

すぐに続いて
茶色のじゃもじゃヘアの犬。

続いて
遠巻きに近づく白黒の短足犬と、
グレーのマダラ色の小型犬。

次は一番大きな
白い犬がヌーと顔を近づける。

Cさんは取り囲まれて
クンクンと嗅がれ、
ペロペロと舐められて、
カリカリと手をかけられました。
 

ふと見ると
飼い主の少し後ろに
じーっと立ち止まっている黒い犬がいます。

飼い主さんが話してくれたのは、
 

「この子たちは、みんな捨て子なの。
みんな生い立ちも違うし、性格も特徴もバラバラなの。
一癖も二癖もあるけれど、うまくやってるのよ。」

そばに寄ってこない犬についてたずねると、
飼い主さんは答えました。
 
 

「この子は、りゅう。
ごめんね、私以外の人にはあまり近づかないの。

何かを
敏感に感じ取るみたいで疲れちゃうのね。

引き取って3年になるけど、
どうやら、
人の気持ちを察しすぎるところがあるようなの。

気持ちが不安定な人に出会うと、
次の日は動けなくなっちゃうんだ。


 
まるで
人のつらさを
吸い取ってしまったかのように、
疲れて眠るのよ。
 

はじめは
その都度、病院に駆け込んだけれど、
獣医はどこも悪くないと言うし、
様子を見てきたの。

いまでは、色々と分かってきてね、
あーぁ、
また、誰かの気持ちに入り込んだね。
ご苦労さん。
きょうはゆっくりおやすみ。
そう言って寝かせてあげるのよ。」

 
 
 

Cは、犬たちと別れてから
いろいろな思いが巡りました。

りゅうは、
わたしと少し似ているのかしら?

犬なのにかわいそうだな・・
りゅうは犬だから
自分の好きなように生きたらいいのにね。

頼まれていないのに
なんでそんなに気を遣うのかしら?

察したって何もいいことないのにね。
 
 

そう思った瞬間!

あれ?
わたしもかわいそう?

他人の気持ちをいつも気にして疲れて、
自分の人生を楽しんでいないのは
わたしだ!

「りゅうは、
また人の心に入り込んだね。」
飼い主さんの言葉を思い出した。
 

人の心に入り込むのはやめよう。
人間のわたしは
疲れ果てて寝て過ごすのはもったいない。
自分の時間は自分のために使いたい。
 

りゅうのお陰で、
自分のことを大切に思えたと
Cはそのときのことを私に話してくれました。

 
 
 

他人の気持ちを察しすぎるデメリットとは、
慢性疲労を起こすことと、
自信をなくしていくことです。

なぜならば、
他人の気持ちはいくら察しても、
計り知れないからです。

他人の反応に過敏になってしまい、
その都度、
振り回される結果となり自信をなくすのです。

 
 
 
 
 
 

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